2015年11月19日

17年停止の裁判 愛知県豊田市で20年前に起きた殺人事件審理差し戻し


 愛知県豊田市で平成7年、塚田鍵治さん=当時(66)=と孫の翔輝ちゃん=同(1)=が刺殺された事件で、殺人罪で起訴後に精神疾患が悪化したとして、一審名古屋地裁岡崎支部の判決で裁判を打ち切る公訴棄却となった男性被告(72)の控訴審で、名古屋高裁(石山容示裁判長)は16日、一審判決を破棄し、審理を差し戻した。


一審での審理は、被告に精神疾患があるとして9年に中断。その後、17年ぶりに開かれた昨年3月の公判で、裁判長が「訴訟能力の回復見込みはない」と判断。

「半永久的に被告をこの立場にとどめるのは迅速に裁判を受ける憲法上の権利を侵害する」として公訴を棄却する異例の判決を出した。検察側は「裁判を打ち切る根拠がない」と判決を批判し、控訴していた。


(産経west)


1995年 豊田市で塚田鍵治さんと孫の翔輝ちゃんが殺害される

1997年 逮捕された男が起訴後に心神喪失とされ審理停止

17年間裁判停止

2014年 裁判を再開、回復が見込めないので裁判の打ち切りを裁判所が決定。不服として検察が控訴

2015年 11月 一審判決を取り消し名古屋地裁に再審理を命じる2審判決が下る

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まだ時間がかかりそうですね。



殺人を精神疾患を理由として罪に問えないのは何とも複雑なものです。



  
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Posted by 探偵さん  at 10:10Comments(0)豊田ニュース