2015年08月23日

経営者を週内にも書類送検 瀬戸の爆発、業過致死容疑





 愛知県瀬戸市山路町の廃棄物処理会社「銭屋鋼産」で昨年4月、金属資源ごみを圧縮する油圧プレス機が爆発し、従業員の男性=当時(44)=が全身にやけどを負って死亡した事故で、愛知県警は、資源ごみに含まれていたスプレー缶の可燃性ガスを抜く作業が不十分だったとして、業務上過失致死の疑いで、五十代の男性経営者らを週内にも書類送検する方針を固めた。

 関係者によると、同社は家庭で出た金属資源ごみを瀬戸市などから購入。

鉄やアルミの原料として再利用できるようプレス機で圧縮成型し、出荷していた。

 資源ごみには整髪剤や殺虫剤などのスプレー缶が含まれ、中に残っていた可燃性ガスが、金属の圧縮中に生じる火花などで引火したとみられる。プレス機は地中に設置され、空気より重い可燃性ガスが内部にたまりやすかったという。

事故当時、死亡した従業員はプレス機を操作していた。

 瀬戸市は昨年4月1日、市民に対し、スプレー缶の廃棄時にガス抜きのため穴を開ける作業は危険だとしてやめるよう呼び掛けを開始。

直後の同月25日、同社で事故が発生した。


 2014年25日午後2時25分ごろ、愛知県瀬戸市山路町の産業廃棄物中間処理会社「銭屋鋼産」の廃金属処理工場で爆発と火災が起きた。軽量鉄骨平屋約1100平方メートルの工場の壁や屋根が骨組みを残して吹き飛び、現場で作業していた従業員の朝広修次さん(44)=同県豊田市京町=が、全身にやけどを負い、間もなく死亡した事故をうけたもの


(中日新聞)



銭屋鋼産
http://www.zeniyakousan.com/

愛知県瀬戸市山路町4−15



  
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Posted by 探偵さん  at 10:00Comments(0)瀬戸市